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攻殻SAC【ネタバレ考察】第4話「視覚素子は笑う」笑い男現る!インターセプターの恐怖に泣きそう!

ネタバレ考察に入る前に、おさらいさせて下さい。

『攻殻機動隊SAC』第4話「視覚素子は笑う」のタイトルにある「視覚素子」(しかくそし)とは、一体どのようなものなのでしょうか?

そして視覚素子と並んで登場する「インターセプター」とは何なのでしょうか?

ここを正しく理解しておかないと、攻殻SACにおける「笑い男事件」の本質がいつまでも分からないことになりかねません。

目次

視覚素子とは視覚データの信号を出力するデバイス

視覚素子とは、光センサーから受けた電気信号を視覚データとして出力する素子(そし)のことです。

お話の舞台は、電脳化が現在のスマホの買い替えレベルに近いところまで実用化されている時代として設定されています。

人間の網膜の働きをする細胞(受容体・レセプター)からの電気信号などを、電脳へ「視覚データ」として送り出すのが、視覚素子の重要な機能となります。

インターセプターとは視聴覚データを傍受するマイクロマシン

第4話に登場する「インターセプター」とは、入力信号を待ち受けて、信号を傍受するモニタリング用のデバイス(マイクロマシン=微小機械)のことです。

もし視覚素子に、この視覚データを傍受する機能を持ったマイクロマシンを仕掛けられたら、視覚そのものをモニター(丸見えに)されてしまいます。

「小便の放物線まで見られる」(深見の言葉)ことになります。

トグサの元同僚・山口の視覚素子にもこの「インターセプター」が仕掛けられていたのです。

60秒でストーリー丸わかり

攻殻好き・少佐大好きなら、このくらい1分で読めるかと。

「笑い男事件」特捜部刑事を襲う恐怖

「笑い男事件」特捜部所属の山口は、ふとしたことから、本庁サーバーの中に、奇妙な写真データが大量に格納されていることを知ります。

本人の視線を盗撮したとしか思えないような被写体と構図であり、すべて特捜部刑事の視線からの画像データでした。

公安に異動した元同僚のトグサに相談しようと、深夜に雨の高速を飛ばして会いに行きますが、運転中に突如として視覚不良に見舞われ、事故死してしまいます。

トグサにより驚愕の真相が明らかに!

元同僚の山口が生前にトグサに託した奇妙な写真の解析を進めるうちに、トグサはカメラにより撮影された画像ではない事に気づきます。

並行して「笑い男事件」特捜部にいる元同僚への聞き込みから、特捜部が、新たに浮上した最有力真犯人に視聴覚情報を傍受する「インターセプター」を仕掛けて、逮捕に持ち込もうとしている動きをキャッチします。

このとき、トグサの頭の中で、山口からの奇妙な写真と警察内部のインターセプター装着の動きが繋がったのです。

少佐の情報リークで警察上層部に激震

トグサの鋭い洞察力と地道な捜査活動より、警察内部における「インターセプター不正使用疑惑」は、9課の新たな捜査対象となりましたが、現状では証拠不十分。

素子は傭兵時代の仲間を使って、政府に批判的な地元メディアにインターセプター不正使用疑惑の情報をリークさせて、警察に対する揺さぶりを掛けます。

素子による情報リークが功を奏し、「インターセプター不正使用疑惑」がメディアに知れるところとなり、警視総監が記者会見で事実説明をする事態にまで発展したのです。

突然TVジャック!<笑い男>再登場

大堂(ダイドウ)警視総監が記者会見で、インターセプターを不正使用した「刑事課長の懲戒処分」と「関係者へのお詫び」でなんとか幕引きを図ろうとした時、テレビの映像がノイズとともに乱れ始めます!

そして、警視総監の隣席にいた警察幹部が突如立ち上がり、顔を歪めながら激しく大堂警視総監を問いただすスピーチを始める・・・。

と、突然、あの「笑い男」のトレードマークであるスマイルアイコンが警察幹部の顔に張り付くように現れます!

「笑い男」がすべてのテレビ放送局のチャンネルを同時ジャックしている状況に、会見を見守っていた公安9課のメンバーもさすがに息を呑む事態となりました。

荒巻課長は、ただちに少佐に状況の確認を命じるとことで、本編は幕を下ろします。

激白レビュー

怖っ!笑い男に突如スマホ画面をジャックされた?!

いゃーめっちゃ焦りましたよ! スマホで観てたんですが、 画面こすりましたからね笑

いきなりあの笑い男のトレードマークが 警察幹部のオッサンの顔に張り付いたでしょ。

自分のスマホが笑い男にハックされた!!! ーなんて焦っちゃいました。

笑い男が、Amazonプライムビデオで観ている スマホの画面に出てきた?!

そんな錯覚するほど、 浮き上がって見えるからんなんです。

これは実際に観てもらえれば すぐに分かると思うのですが、 笑い男のロゴ部分だけ 画像の質感を少し変えているからなんです。

それが堪らなくリアルで。 怖くって。

第4話「視覚素子は笑う」は、SACシリーズにおける「笑い男事件」の起点となる非常に重要なエピソードです。

<笑い男>の登場の様子は、動画視聴者にとっても一度観たら忘れられないほどショッキングなシーンでしたね!

本編の最終シーンに近い[21:25]あたりです。

泣きそう!トグサの元同僚が無惨に不慮の死を遂げる!

いゃーもう無念過ぎます。

不慮の死じゃなくて、間違いなく消されたんですよ、コレ。

本庁サーバーにあったインターセプターによる傍受画像らしきファイルを見つけて、事の重大さを理解したんでしょうね。

「笑い男事件」特捜部の捜査員の目線による傍受画像ばかりが、ドカドカ出てきた……。

ーどうなってるんだ?!!

本人しか絶対に見ることのない超プライベートな被写体と構図ばかり。

鋭い山口は数ヶ月前に認可された「傍受法案による視聴覚デバイス」の映像ファイルだとピンと来たのかも知れません。

……だとしたら。。。

こんな事を相談できるのは…… 公安9課に異動したトグサしかいないと思ったに違いありません。

彼に見せるつもりで映像ファイルを印刷していた時、突然背後から声をかけられた。

ーヤマグチ!

おっそろしい……! 私も動画を観ていて、ドキッとしましたよ。

声をかけてきたのは先輩刑事の壬生(ミブ)主任でした。

この壬生主任、怖いですよね。

ズボンの裾はずぶ濡れ。 コートからも雫(しずく)がポタポタ垂れているでしょう。

真夜中の署内の部屋に入ってきた。

ー仕事をしてたんだよ、仕事……!

山口に何をしていたんですかと問われて、吐き捨てるように壬生は言いました。

壬生刑事は一体何をしていたと思います?

本編にはありませんでしたが、私の推理よれば、山口の車にある仕掛けをしてたんですね。

インターセプター(視聴覚傍受のマイクロマシン)のリモート操作、もしくは、時間が来るとデバイスへの不正信号を発信する小さな装置を取り付けたに違いありません。

山口はすでにマークされていたんですね。

なにしろ視聴覚デバイスをつけられたら、「プライベートもくそもあったもんじゃない」(深見)ワケですから。

山口は自分の目にもインターセプターが仕掛けられていることは知らなかった。

突如視聴覚デバイスが不正作動して、雨の高速運転中に視界が真っ暗に!

雨の高速でハンドルを取りそこね。

可哀想に。妻を残して、高速の壁を突き破って、地上に近い別の道路へと真っ逆さまに落ちて行った……。

つい長くなってしまいました!

ここは重要な伏線が張られたシーンが多過ぎて、突っ込んだ解説がどーしても必要なんですっ!

本編[1:54]から始まる5分間に全神経を集中して観てみてください。

さすが少佐!アンダーグラウンドなバーから国家権力を揺さぶるとは!

警察権力に正面切って仕掛けるのが難しい状況を、裏稼業の人脈を使って打開する「人間臭い」お仕事が、今回の少佐のお仕事。

[16:23]あたりで登場するアンダーグラウンドなバーの店主に、素子のビシバシSっ気全開トークが炸裂します♡

(素子に責められたいって?! )

ー冗談はさておき……この太っちょプロレスラーを使って、視聴覚デバイス不正使用疑惑のタレコミ情報を、左派系地元メディアに流させたのです。

視聴覚デバイスの警察内部における不正使用疑惑のタレコミ情報に、左派系地元メディアが食いつ来ましたよ〜♪

裏社会の人脈から、国家権力の象徴たる警察組織にクサビをズカッと打ち込むとは!

少佐、お見事です♡

少佐こと素子の顔の広さは、なかなか凄いです!

先の大戦中では、ヨーロッパやエトロフにて傭兵として転戦していたことはご存じてすよね?

当時の仲間(野郎ばっか)からも、「姉さん!」と呼ばれているほど厚い人望を集めているんです。

[16:23]あたりで登場するアンダーグラウンドなバーの店主は、その頃の部下ですね♪

まとめ

攻殻機動隊SAC【ネタバレ考察】第4話「視覚素子は笑う」をまとめます。

・視覚素子とは、センサーの信号を入力して、視覚データとして出力する電脳に直結する感覚器官の働きをするデバイス。

・インターセプターとは、視覚素子に取り付ける視覚データをモニタリングするマイクロマシン。

・インターセプターを不正使用した警察内部の動きを隠蔽しようとした警視総監に対して、6年前にこつ然と鳴りを潜めていた<笑い男>が現れて、天誅を下すという予告をする。

以上が第4話の骨子となります。

いよいよ<笑い男>が現れて、6年前の笑い男事件とは異なる展開がこれから始まります。

うーん、目が離せなくなってきました!

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