衝撃的な多チャンネル同時ジャックで再びメディアの前に姿を現した<笑い男>の正体は、「ナナオ=A」でしょうか?
これが本編5話のテーマとなります。
ーナナオが<笑い男>である状況証拠が今になってボロボロ出てきている。(荒巻)
気になりますよね?!
60秒でわかるストーリー
まずは本編の【ネタバレ】あらすじから見てみましょう!
課長!9課の捜査を変えたのはなぜ?!
内務省の幹部から、「視聴覚デバイス不正使用疑惑」について、警視庁に対する正面切っての強硬な捜査を暗に諭される荒巻課長。
荒巻は、<笑い男>が警視総監の記者会見をTVジャックして、総監暗殺の予告をしたのは、警視庁の自作自演という線を9課メンバーに展開し、捜査対象を変える方針を打ち出します。
少佐は釈然としないまま、ひとりプライベートのレストハウスに閉じこもり、当時の「笑い男事件」の映像資料をトレースして、自らの認識を深めるのでした。
レストハウスには素子のプライベートのガールフレンド👥2人が顔を見せました。
なにやら素子とお愉しみプレイをしたかったご様子でしたが、お仕事モードの素子にガッカリ……。
素子の横でスヤスヤ寝落ちしちゃいました。。
ゴーストの囁き VS 荒巻の推理
警視庁の自作自演の線を固めるべく、バトーとトグサは、ナナオ=Aを行確(こうかく※行動確認(警察用語))しますが、怪しい動きは皆無。。。
イシカワらは徹底的に事件当時(6年前)のナナオの行動をリサーチしますが、「ナナオ、黒。」を決定づける確証がなかなか得られません。
ひとり少佐は、自らのゴーストの囁きに基づき、警視総監に張り付くと課長に宣言。課長も「スタンドプレーから生じるチームワーク」として、やむなく少佐の単独行動を容認するのでした。
私のゴーストが囁くのよ……素子の名セリフ。
SACでは第5話で飛び出します。
何回聴いても、刺さりますね♡
真犯人?最重要参考人ナナオ=Aとは?
9課メンバーによる聞き取り調査により、ナナオは、<笑い男>が最初の標的にした「セラノ・ゲノミクス社」に深い恨みを持つA級ハッカーという人物像が浮び上がります。
イシカワは、この人物像の一次情報である「証言者の言動」を慎重に分析して、証言としての主観性が希薄であることから、巧妙に記憶の上書きが行われたことを突き止めます。
荒巻課長は、これにより「ナナオは、<笑い男>を装い、特捜部を引き付けるための囮(おとり)である」と確信し、ナナオを操っている「黒幕」を解明すべく、ナナオ逮捕に踏み切ります!
ナナノ一人勝ち!警視総監暗殺用の電脳ウィルス発射!
課長から「ナナオを逮捕せよ!」の命を受け、特捜部の情報によるナナオの居場所に踏み込んだバトーとトグサが目にしたものは、ナナオ本人ではなく、なんと女性の人形!
そこは、ナナオ自慢の警視総監暗殺用の電脳ウィルスを送出する無人のサーバー室(元自室)で、特捜部の目を誤魔化すために人形を座らせていただけ。
別の場所にいたナナオは、インターセプターのモニター画面に映し出されたバトーたちをあざ笑いながら、自分があの<笑い男>になったような高揚した表情で、警視総監のいるパーティ会場にむけて電脳ウィルスを送出するのでした。
本編の見どころ
本編の見どころは3つあります♪
①プレイバック!衝撃的な笑い男の初登場!
これまでの「笑い男事件」の流れを、少佐が当時の映像情報をもとに電脳にインプットする長いシーン(約5分)はゾクゾクします![11:07]
6年前に、はじめて<笑い男>が登場を目撃した時の衝撃が蘇ってきたからです。。
その内容から書き起こした「笑い男事件」の歴史と言いますか、一連の流れをわかり易くまとめていますので、もし興味があれば読んでみてください!
②カッケー〜!ウソ証言を見抜いたイシカワ
笑い男事件の特捜部が、ナナオ=Aを<笑い男>本人だという確証を持つに至った理由には、彼の「人となり」の部分も非常に大きいです(犯人像ってヤツ)。
イシカワは、サイトー、パズ、ボーマを使って、ナナオの過去について改めて聞き取り調査を進めますが、彼に対する証言にある不自然さ直感したのです。
そこからの、イシカワの分析力がめちゃめちゃディープで鋭いので、はじめて彼のセリフを耳にした時、まったくついていけませんでしたw
10回ぐらいリピート再生して、ようやく理解できましたが、
③スゲ〜!リアル過ぎるナナオのITスキルとは?
<笑い男>の十八番の攻撃手法は、電脳ハッキングと電脳ウィルスです。
今回登場する電脳ウィルスは、リアルで存在している高度なスキルを複合的に組み合わせたもの。
- 特定者活性型ウィルス
- 遅効性ウィルス
- ステルス化技術(分割送信)
- 踏み台送信
- 閉塞ネットワーク侵入
1つだけでも難度が相当高いですが、それらをすべて組み合わせているところがスゴいです!
ーと言いますか、このよなスキル設定にした攻殻機動隊制作委員会のスタッフの拘りぶり胸に打たれます。。。